第10回 機械要素技術展へ参加しました。PARTⅢ
2014年6月25~27日・東京ビッグサイト
これは何でしょう?
これは銅板でできた、配線用銅バーです。
電気を通すのは、穴の空いている両端のみ。
他の長い部分は絶縁されているのです。
どうやってるんでしょーか?
絶縁塗料をコーティングしているのです。
これまた高度と言うか、面倒な技術で、
水に溶かした絶縁塗料を、電着します。
さ~て、又ちいさいのが出てきましたよ。
これもインシュリード!上で説明した絶縁電着塗装品です。
技術的には、小さい方が簡単な様にも・・・。
ではナゼわざわざ展示しているのか?
拡大ルーペで見てみましょう。
こんなに小さくて、こんなに複雑。そこに絶縁塗装。
黄色い所が絶縁、白い所が通電です。
この細かい場所にシャープに絶縁されているトコロが自慢なのでした。
絶縁塗装の塗装被膜の厚み、そんなトコまで測定確認しています。
展示品紹介もいよいよ、あと2つとなりました。
こちらはウォータージェット切断です。
切断に使われるのは、刃物ではなく、なんと水!なのです。水を思いっきり強く細く噴射させて切断するのです。
アルミはもちろん、ステンレスでも切れます。水で。
実際には切れを良くする為、すごく細かい砂を水に混ぜます。
写真にあるプラスチックの他、超硬合金、ゴムなど、たいていのものは切れます。
さて最後は熱電対埋蔵釘。
熱電対とは温度を測るもの。
それが釘に埋め込まれている装置。
この釘を電池に刺して、刺した部分の温度を調べる。なんて実験に使います。
電池業界では、ポピュラーな測定法です。
ちなみにこの釘、細いパイプの先に溶接によって釘先を着けています。つまり、かなり長い熱電対釘を作れるのです。そこが当社ならでは。